
フアン・ソトを新たに迎え入れた重量打線を武器にア・リーグを制し、帝国復権を果たした2024年ニューヨーク・ヤンキースを再現した。
そのソトが抜けた穴をポール・ゴールドシュミットとコディ・ベリンジャーで埋めるのははっきり言って難しいが、マックス・フリードとデビン・ウィリアムズが加わった投手陣はかなり強力。
依然としてアーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンの主砲コンビも健在で、今季もコンテンダーの地位を維持する可能性は高いだろう。



ペナントで戦うための必要最低限の人数は揃えた。これ以上は面倒臭い。オンライン対戦にでも使って欲しい。
[チームナンバー]
23200 60000 44660
選手紹介
ゲリット・コール SP

通算153勝を挙げている大黒柱。
流石に23年の水準に戻すのは厳しいかも知れないが、来季は怪我無くローテを守る事が出来ればかなりの上積みになるだろう。
ルイス・ギル SP

荒れ球とスライダーで三振の山を築き、29先発で15勝と大ブレイク。
BB%や打球管理に課題を残すが、まだ伸び代はある。
クラーク・シュミット SP

メジャー定着2年目を迎えた17年のドラ1右腕。
怪我で夏場を棒に振ったが、FIPは3.58と健康であればローテ3〜4番手としては充分と言える実力を証明した。
カルロス・ロドン SP

散々な結果に終わった23年に比べれば何とか建て直し、チームトップの16勝をマーク。
それでも21-22年に見せたエース級のピッチングからは程遠く、まだ6年1億6200万ドルの大型契約に応える働きとは言えないだろう。
ネスター・コーテズ SP

癖の塊の様なフォームが度々話題となるハイアリア・キッド。
他の先発陣が強力打線を背に勝ち星を積み重ねる中、コーテズの援護率は3.94とやや運に見放される形になってしまった。
ルーク・ウィーバー RP

23年はスウィングマンとして投げていたが、リリーフ専念によりその知名度は全国区に。
シーズン最終盤やポストシーズンではクローザーを任されていたが、来季はウィリアムズに繋ぐ8回を担う事になりそうだ。
ジェイク・カズンズ RP

非常に曲がり幅の大きいスライダーを武器にメジャーに定着。
Whiff%やK%、Chase%はメジャー最高峰の部類にあり、今季は勝ちパターン入りを狙いたい。
マーク・ライター・ジュニア RP

かつてメッツのエースとして名を馳せたアル・ライターを叔父に持つサラブレッド。
出力はかなり遅い部類に入るが、ハイクオリティなスプリッターを多投する。
ティム・ヒル RP

投球の69%をシンカーが占める左のサブマリン。
支配力は無いが、ブルペンにサウスポーが不足しているブロンクスにとっては貴重な存在だった。
クレイ・ホームズ CL

驚異的なゴロ率を誇る剛腕クローザー。
オフにFAとなると、3年3800万ドルでメッツと合意。
レイナルド・ロペスやマイケル・キングの様なスターターへの華麗なる転向を期待されているらしい。
他にもセス・ルーゴやジョーダン・ヒックスなど先例は増えて来ており、極度の高騰を見せるスターター市場に参入するよりも手頃なリリーバーをスターターとして獲得するチームが今後は増えるのかも知れない。
オースティン・ウェルズ C

カイル・シュワーバーと比較されるパワーを秘めたドラ1捕手。
意外にもフレーミングやブロッキングと言った守備面がかなり優秀で、将来的には毎年WARを5以上稼ぐ様な存在になるかも知れない。
アンソニー・リゾ 1B

カブス世界一を知る男も、最早衰えを隠す事は難しい。
それでも堅守や逆方向への巧打などベテランの味を出していた。
グレイバー・トーレス 2B

選球眼を武器にリードオフを担ったが、攻守共にやや物足りなさは否めない。
FAとなったオフにはコンテンダーを目指すタイガースと単年契約を結んでおり、今年復活を果たして再度FA市場に打って出ようと言う算段らしい。
アンソニー・ボルピー SS

好守が光るネクスト・ジーター。
打撃面では出だしこそ良かったが、7月以降は打率.216と失速した。
ジャズ・チザム・ジュニア 3B

未経験のコーナーも無難にこなしたカリブの大砲。
今季は彼がトーレスの抜けた2Bに入り、3Bは資金面の問題で難しいとされるアレックス・ブレグマンの獲得に失敗すればオズワルド・カブレラやオズワルド・ペラザらの競争となるだろう。
フアン・ソト RF

ピンストライプを蘇らせた世界最高の野手の1人。
メッツと15年7億6500万ドルの巨額契約を結んだが、流石にやり過ぎ感は否めない。
本人はRFに拘りがあるらしいが、長期契約を全うするためにもLFやDHへのコンバートを考えるべきではないだろうか。
因みにかつて世界最高の選手だったケン・グリフィー・ジュニアが00年に結んだ契約は9年1億1650万ドル、92年にバリー・ボンズが結んだ契約は6年4375万ドル、01年にアレックス・ロドリゲスが結んだ契約は10年2億5200万ドルである。
無論経済規模自体が当時とは異なるが、インフレとはかくも恐ろしい。
アーロン・ジャッジ CF

説明不要の世界最強打者、MLBの顔。
ヤンキースの出来は彼の健康状態で決まる。
アレックス・ベルドゥーゴ LF

矢の様な送球とコンタクト能力が光るOF。
キャリアワーストの成績に終わり、チームは彼との再契約を選択しなかった。
トレント・グリシャム CF

ジャッジのバックアッパーとしてソトと共にパドレスからトレード加入したディフェンダー。
相変わらず率は非常に低いが、3年連続で打率1割台・OPS6割台とある意味計算は立つ。
ジャンカルロ・スタントン DH

特有のクローズドスタンスから殺人的な打球を放つビッグ・G。
ジャッジが苦しむ中、PSでは計7本塁打とその本領を発揮した。