2024年成績
45試合 91打席
fWAR-0.1
巨人が獲得を発表したロマン砲。
アストロズでは主にRFを守ったが、去年までは1Bを主戦場としていた選手であり、坂本が来年も不調ならコーナーでの起用もあり得る。
正直かなりリスキーなピックだとは思うが、フルプ1人に賭けるよりはマシだろう。
[査定について]
・弾道
3AでもGB/FB 1.46とかなりのゴロヒッター。ここ数年はこの傾向が続いている。
一応来日後にフライが急激に増えたパターンとしてシェルドン・ノイジーが居るが、ロクな先例ではない。
・パワー
バレル率15.4%、ハードヒット率53.8%は何れも非常に優秀。
ただサンプルサイズが小さいだけに何とも言えない。
バットスピード75.9mphも非常に優秀で、こちらはスモールサンプルでもある程度信頼出来るだろう。
具体例を挙げるとゲレーロJr.とほぼ同等でフアン・ソトより僅かに速く、ガナー・ヘンダーソンやフリオより僅かに遅い。
・肩力
アームの強さはメジャーの上位8%に相当する。まだ若く、この点は期待して良い。鈴木誠也よりも明らかに強い。
・守備力
こちらもサンプルサイズが小さいだけに何とも言えないが、DRS+2と悪くはなさそうだ。
ヘルナンデスの様に急造CFを任せる事が無ければ、問題無いと見て良いだろう。
・対左E
左腕に滅法弱いなどと言われているが、マイナーのOPSを見ると対右.784、対左.706と大差はない。壊滅的に打てないと言うのは明らかに誇張している。まあ強くもないが。
・対ストレート○
直球に強いと言うより変化球をまるで打てない。特にスライダーとスプリットは壊滅的で、縦変化に弱いのかと思ったが、スイーパーやカーブは更に打てていない。
対応していた変化球はカットボールとシンカーで、速球以外打てない事にほぼ間違いない。
・インコースヒッター
今季ハードヒットを28本打っているが、外角のゾーン内で記録したものは無い。
真ん中低め付近にツボがあり、外よりは内の方が捌けると言った所か。
ただし引っ張り専と言う訳でもなく、2年続けてレフト方向の率は良い。
・扇風機
3Aでも三振率が34.4%とかなり高い。ブリンソン以上に三振を量産する事になるだろう。
コンタクト率やChase%もメジャー底辺レベルであるため、6番辺りを適当に打たせるのが吉。
いちいち空振りに目くじらを立てるべきではない。キリがない。
・調子極端
2年続けてマイナーでは月毎のスタッツのブレが大きい。
やはりある程度の打席数を投資する必要がある様に思えるが、その枠は確保出来るのだろうか…?
ヘルナンデスが来年もやるとも限らないので現時点では論ずるだけ無駄か。
[パワナンバー]
13400 70635 75798